和歌の浦の観光名所「玉津島神社」は美女の神社!

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和歌の浦を代表する観光スポット「玉津島神社」とは

玉津島神社

和歌山県にある和歌の浦をご存じでしょうか?和歌の浦とは和歌山市の南西部に位置する景観が美しい景勝地の総称で、1950年代には全国随一の新婚旅行スポットとして有名な観光名所です。

和歌の浦観光の一つに 美女の神社 として知られている「玉津島神社」があります。

玉津島神社の祭神は稚日女尊(わかひるめのみこと)、息長足姫尊(神功皇后)(おきながたらしひめのみこと)、衣通姫尊(そとおりひめのみこと)、明光浦霊(あかのうらのみたま)の四神です。この四神には深いエピソードがあり、とても興味深いものです。
今回はこの四神の祭神のエピソードをふまえて、玉津島神社についてご紹介しましょう!

稚日女尊(ワカヒルメ)

日本神話に登場するワカヒルメは日本の最高神アマテラスオオミカミの妹と同一神とも言われる神様です。ワカヒルメはとてもかわいそうな神様です。

最高神アマテラスには素行不良が過ぎる弟スサノオがいました。スサノオは改心するとしてアマテラスがいる神の世界「高天原」で一緒に暮らすようになりました。しかし、スサノオは図に乗って高天原で素行不良を繰り返すようになりました。

そんなある日、ワカヒルメは神聖な機織り小屋で神衣を織っていたとき、スサノオはその小屋の屋根をぶち破って、馬の皮を逆剥ぎにして投げ込みました。するとワカヒルメが驚いて、女性器を機織りの部品の一つで突いて死んでしまったといわれています。このことがアマテラスが天の岩戸に隠れて世界が闇に包まれる「天の岩戸神話」の原因のひとつにもなりました。

息長足姫尊(神功皇后)

2~3世紀に生きていた神功皇后とは女性でありながら朝鮮半島を攻め、降伏させたという「三韓征伐」で有名な天皇の后です。 その三韓征伐の際、神功皇后が朝鮮半島に軍を進めた時に、玉津島の神が大変な霊威をあらわしたことで戦勝しました。この玉津島の神がワカヒルメと言われ、ワカヒルメは丹生都比売神社に祀られました。

玉津島神社はこの丹生都比売神社「ワカヒルメ」と「神功皇后」を和歌の浦の中で聖地だった玉津島に勧請したことが始まりです。

衣通姫尊(ソトオリヒメ)

ソトオリヒメは大変な美女で、 日本三美人の一人 とされています。その美しさは「衣を通して光り輝いた」といわれたことから衣通姫という名になりました。その美しさからソトオリヒメの名がついた桜が鏡内で咲いています。 衣通姫は第58代光孝天皇の夢に現れて和歌の浦の歌を詠まれたため、光孝天皇の時代に玉津島神社へ合祀されました。

和歌の道に秀でた和歌の女神でもしられ、合祀されてから玉津島神社は、住吉大社、柿本神社と並ぶ「和歌三神」の1柱といわれ、玉津島神社は 和歌の神社 としても知られています!

玉津島神社袖掛けの塀

袖掛けの塀

世界三大美女である小野小町も和歌の上達を願って玉津島神社に参詣したそうで、和歌を詠んだと伝わる「小野小町袖掛けの塀」が残されています。

衣通姫は第19代允恭天皇の時代に生きていた人物ですが、日本神話が書いてある「古事記」と「日本書紀」では別々のストーリーで伝えられています。

「古事記」では允恭天皇の娘で、兄妹で皇太子に選ばれた軽太子と恋に落ちてしまいます。同じ兄妹での恋愛はタブーだったので允恭天皇崩御後に軽太子は流刑となります。衣通姫は後を追いかけ、再会を果たした二人は自殺してしまったそうです。

「日本書紀」では允恭天皇の皇后の妹で登場。天皇はソトオリヒメを一目見ると気に入って妃にしました。その思いは皇后の出産の時にソトオリヒメに会いに行くほどです。そのせいで皇后は嫉妬をしてしまいました。

二つの伝記では立場は違いますが、どちらも絶世の美女として登場しています。

明光浦霊(あかのうらのみたま)

和歌の浦

玉津島神社の前後に鏡山と背後に奠供山があります。この二つの山からは和歌の浦の絶景が堪能できます!

奠供山から見たこの光景を絶賛した天皇が1300年前にいます。それは聖武天皇です。 かつてこの一帯は「弱浜」と呼ばれていました。しかし、景観の美しさに感動した聖武天皇が聖地として「明光浦」とこの風情を改めたそうです。この地の風致を守るため、和歌の浦の風景の守護霊として明光浦霊を配祀されました。

玉津島神社

この時に同行した山部赤人の詠んだ歌が境内に刻まれています。

玉津島神社鶴松

鶴松

境内にはほかにも14世紀初頭にご神体だった「鶴松」も置かれています。

玉津島神社は様々なエピソードをもつ祭神が祀られており、和歌の浦の景観が守られているところです。ぜひ歴史を感じながら訪れてみては!

入場料 なし
お問合せ 073-444-0472
休日 なし

玉津島神社の近くにある和歌の浦の観光スポット

塩竈神社

Shiogama-jinja Wakanoura Wakayama Japan02s3 by Wikimedia

玉津島神社と同じ境内に祀られている塩竈神社はもともと玉津島神社の祓い所でした。岩のくぼみが御神体で、祭神はシオツチノオヂという海の神としられ、「安産の守護」として有名です。

観海閣

観海閣

紀州徳川家初代頼宣が妹背山東方の海に建設した木造の観海閣です。この楼閣から遠く紀三井寺を遙拝したと伝えられています。

不老橋

Furobashi Wakanoura Wakayama Japan01n by Wikimedia

不老橋は紀州徳川家10代治宝の命により完成したア-チ型の石橋です。

徳川家康を祀る東照宮の祭礼である和歌祭の時に、徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した「お成り道」に架けられたものです。こちらも和歌の浦の観光名所のひとつになっているのでぜひチェック!