和歌山「丹生酒殿神社」の鎌八幡宮は鎌を刺して祈願!?

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神様が降臨したかつらぎ町が誇る観光地「丹生酒殿神社」

今回の舞台は和歌山県のかつらぎ町三谷にある「丹生酒殿神社」です。

三谷の地は神様が降臨された地とされ、丹生酒殿神社裏の榊山に鎮座したと伝えられています。どんな神様が降臨したかというと、空海の高野山開創の際にも登場する丹生都比売大神です!

さらに「丹生酒殿神社」にはイチイの木に鎌を打ち込んで祈願するという鎌八幡宮が境内にあります。

今回は丹生酒殿神社の詳細についてご紹介いたします!

丹生酒殿神社のシンボル「イチョウの木」

丹生酒殿神社

「丹生酒殿神社」のシンボルといえばこの巨大なイチョウの木!
緑一色に色づいた葉の姿がとても美しい!紅葉の季節になるとイチョウの木の色が黄色に変わり、辺り一面が黄金のカーペットを敷いたかのように黄色一色に変化することから、ここは地元の人々が訪れる穴場の観光スポットだそうです!

そんなイチョウの名所「丹生酒殿神社」は丹生都比売大神が降臨した地として社伝では伝わっています。

丹生都比売大神とは一体!?

丹生酒殿神社

丹生都比売大神(丹生明神)とは天照大神の妹である「稚日女命」ととも言われ、御子の高野御子大神(狩場明神)とともに、大和地方や紀伊地方を巡幸し、人々に農耕や糸紡ぎ、機織り、煮炊きなど衣食に関わることを教え周ったそうです。

そして、丹生明神は各地で様々なことを教えながら最終的にこの三谷の地に鎮座したと伝えられています。

丹生酒殿神社の名はこの時、紀ノ川の水で酒を醸造した事が由来だと言われています。また、三谷の地に降臨した時、地主神の竈門明神が紀ノ川の水で酒を醸造して供えた事が由来という説もあります。

丹生という地名は紀の川周辺で多く見られます。それは「丹生」という豪族が本拠地としていた場所だからです。丹とは水銀や朱色の原料である辰砂のことで貴重な資源として重宝されました。その丹生一族の氏神が丹生都比売大神なのです!

丹生明神は空海の高野山開創の際ににも登場し、高野山の土地の主である丹生明神が土地を空海に譲り渡したことで高野山が開かれたと伝わっています。

鎌を木にさして祈願!?鎌八幡宮

丹生酒殿神社

丹生酒殿神社の本殿では丹生都比売大神と御子の高野御子大神、譽田別大神が祀られています。

 

誉田別大神はもともと近くにある兄井村から明治42年に合祀されたもので、誉田別大神を祀っていた神社は元熊手八幡宮や鎌八幡宮と称されていたそう。

鎌八幡宮の御神体は神功皇后が三韓征伐のとき用いたという幟と熊手で、讃岐の屏風ヶ浦の神社に祀られていたものだったそうです。弘法大師空海が高野山を開いた時、空海を慕っていた幟と熊手はついていくために幟は空飛んで、熊手は白い竜になって紀の川にやってきました。熊手は元の姿に戻り、幟と熊手を御神体として高野山に祀り、イチイガシの木を依り代として祀ったそうです。

そのため、元熊手八幡宮(鎌八幡宮)と呼ばれ、明治42年に合祀されました。

丹生酒殿神社鎌八幡宮

鎌八幡宮

鎌八幡宮は丹生酒殿神社の裏に鎮座しています。鎌八幡宮は社殿はなく幟と熊手を御神体としたイチイガシの木だけがあるだけです。

よく見てみると御神木にたくさん鎌が刺さっています。

無病息災、子宝、受験諸々の願かけのご祭神として「木に鎌を打ち込むことで願いを祈願する」という変わった風習で、その願いが成就する時はさらに深く食い込んでいき、叶わない場合は木から抜け落ちるそうです。

そのため、御神木にはたくさんの鎌が刺さり、何とも言えない不思議な光景が見られます!

神様が降臨した「丹生酒殿神社」、鎌を木に刺して祈願する「鎌八幡宮」、かつらぎ町の観光スポットとして見どころ満載の神社。特に黄色に色づいたイチョウは見ものです!

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