湖東三山!滋賀「百済寺」は『地上の天国』と呼ばれた紅葉の名所!

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本坊庭園

本坊庭園

滋賀県には、総称して『湖東三山』と呼ばれる百済寺・西明寺・金剛輪寺の三つの寺院が存在します!紅葉の名所として秋になると多くの観光客が訪れるスポットです!

湖東三山の一つ、「百済寺」は名前の通り、渡来人の百済人のために建てられた近江最古級の寺院です!

百済寺は四季百彩に包まれ、『地上の天国』と呼ばれたほど人々の憧れの場所でした!

見どころは、「天下遠望の名園」と称される庭園です!特に紅葉の時期の庭園は格別に美しいです!

今回は、地上の天国「百済寺」をご紹介いたしましょう!

百済人が母国を思い出す「天下遠望の名園」

本坊庭園

本坊庭園

百済寺の見どころの一つが、池泉廻遊式の本坊庭園です!観賞式の庭園なので、池を周りながら庭園を楽しめます!
本坊庭園

本坊庭園

秋には、庭園と一緒に紅葉を観賞することが出来ます!趣を感じる庭園ですね!

本坊庭園

本坊庭園

庭園から少し登ったところに、湖東平野が一望できる大パノラマ展望があります!

天気が良い日には、琵琶湖や比叡山が眺められます!

本坊庭園は美しい景観が一望できることから、別名「天下遠望の名園」と呼ばれています!

現在では多くの人が湖東平野や比叡山の景色を楽しんでいますが、昔の人は西方880km先の母国を眺めていました。

その人たちは朝鮮半島からやってきた百済の渡来人です!百済寺は百済の渡来人ために創建されました!

城壁化された歴史!百済寺の創建

百済寺は606年に聖徳太子によって創建されました。

百済(くだら)とは朝鮮半島にあった国のことです。

聖徳太子がいた当時は、多くの渡来人が日本に渡って来て、高度な技術や先進文化を日本に持ち込み、日本の発展に貢献していました。数多くの百済系渡来人も日本に渡ったそうで、湖東平野一帯を開拓し、百済人がたくさん住んでいたそうです。

その頃に聖徳太子は高句麗の僧・恵慈とともにこの地を訪れ、百済人のために百済寺を創建しました!それ以来、百済人はこの場所から故郷を思うようになったのです!

平安時代になると、百済寺も天台宗の寺院となって「湖東の小叡山」と呼ばれるほど規模が拡大し、最盛期には僧院、座敷、池泉と庭園を備えた坊舎1000坊が立ち並んだ大寺院になるまで繁栄していったので、戦国時代の宣教師・ルイス・フロイスは「地上の天国」と絶賛したそうです!

しかし、百済寺は戦乱の世に巻き込まれてしまいます。百済寺は、織田信長に抵抗するためにこの地をおさめていた佐々木六角氏が寺を城壁化して『百済寺城』としましたが、織田信長に焼き討ちされてしまいました。

そして信長は焼き討ち後、百済寺に積み上げられた大石を、安土城の石垣を築くために持っていったそうです。

現在の建物は江戸時代以降に再建されました!

仁王門と本堂

百済寺は戦国時代に城塞化されたように、入口の門から本堂までの距離が非常に長いです。緩やかな坂がありますが、距離が長くなるので、歩きやすい靴で行くことをお勧めします!

長い参道途中の本堂近くに立つ仁王門です。湖東三山の仁王門には巨大なわらじが掛けられています。わらじに触れると身体健康・無病長寿のご利益が得られるそう!

長い参道を終えて本堂に到着です。本堂では「植木観音」と呼ばれる観音様が祀られています。

聖徳太子がこの地の山で霊木を見つけ、根の付いたまま巨木に十一面観音を彫ったことから「植木観音」と呼ばれています。そして、「植木観音」を本尊とし、百済の「龍雲寺」を模して本堂が建てられたそうです。

本堂の近くでは鐘楼を叩けます。「余韻の長さと音色の美しさで昭和の名鐘と云われています」と書かれていました。

叩いてみると確かに美しい音色が鳴り響きます!

百済寺では紅葉のシーズンになると期間限定のライトアップが開催されます。ぜひ訪れてみてください。

拝観料 600円
拝観時間 8:00~17:00
駐車場 無料