エメラルド!天川村「蟷螂・蝙蝠の岩屋」は暗闇の修行場

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蟷螂(とうろう)の岩屋

皆さんは狭くて真っ暗な場所に長時間滞在できますか?得意な人もいると思いますが、苦手な人も多いと思います。

奈良県天川村洞川には、狭くて真っ暗な場所に籠ることを目的とした修行の場が現在も残されています!その名は「蟷螂(とうろう)の岩屋(窟)」と「蝙蝠(こうもり)の岩屋(窟)」です!

この二つの岩屋は、修験道の行者達が真っ暗な岩屋の洞窟内に座って霊力を身に付ける修行の場です!

現在、「蟷螂(とうろう)の岩屋」と「蝙蝠(こうもり)の岩屋」には修験道の行者じゃなくても内部に入れます!

今回は修験道の行者達が修行した「蟷螂の岩屋」と「蝙蝠の岩屋」についてご紹介いたします!

大蛇伝説が伝わる「蟷螂の岩屋」

蟷螂(とうろう)の岩屋

今から約1300年以上も前の奈良時代、役行者が開祖として『修験道』という日本独自の宗教が誕生しました。

『修験道』は霊山へ籠もって修行することで、霊力を身に付けて悟りを開くことを目的にした日本独自の宗教です。

霊山とされる「大峰山」がある奈良天川村は修験道の中心地の一つとして栄え、多くの行者達が修行した地です!

「蟷螂(とうろう)の岩屋」と「蝙蝠(こうもり)の岩屋」は役行者が修験道の『第一の行場』として開いた修行の場です!

蟷螂(とうろう)の岩屋

岩屋の内部は修行の場のなので真っ暗な暗闇です。そのため、「蟷螂(とうろう)の岩屋」前で受付をしてから懐中電灯を借りて内部に入ります。

内部は腰をかがめないと進めないほど非常に狭くて低く、懐中電灯無しでは進めないほど真っ暗です!
暗すぎて奥に進むのが恐怖に感じるほど不気味な洞窟です。

ちなみに、「蟷螂(とうろう)」とは「カマキリ」のことで、腰をかがめて洞窟に入る様子がカマキリの姿に似ているのでこの名がつけられたそうです。

奥に進むと、「蛇腹」と呼ばれる蛇のうろこをした岩が現れます。蛇腹はまるで本物の大蛇のような姿をしています!

「蟷螂(とうろう)の岩屋」には大蛇伝説が伝わっています。

平安時代、大蛇が蟷螂の岩屋に住みつき、修行しに来た修験者を攻撃したため修験道は廃れていきました。そこで立ち上がったのが聖宝という高僧で、真言の秘法によって大蛇を退治し、修験道を再興したため、聖宝は「修験道の再興の祖」とされています。

もしかすると、蛇腹は聖宝が退治した大蛇かもしれませんね。

蟷螂(とうろう)の岩屋 「蟷螂(とうろう)の岩屋」の辺には穏やかな川が流れています。美しい渓流ですね!この先に「蝙蝠(こうもり)の岩屋」があります。

エメラルドグリーンの川が流れる「蝙蝠(こうもり)の岩屋」

蝙蝠(こうもり)の岩屋

「蝙蝠(こうもり)の岩屋」辺りは、エメラルドグリーンの美しい川の水が流れています!都会では滅多に見られない透き通ってキラキラした水ですね!

青色の鉄橋の先には「蝙蝠(こうもり)の岩屋」があります。

修験道の始祖である役行者が仮の住まいとして籠もり修行をした場所です。
「籠(こ)もり修行」と蝙蝠の洞内に生息するコウモリを合わせて「蝙蝠(こうもり)の岩屋」と名付けられたそうです!

蝙蝠(こうもり)の岩屋 洞窟内部は聖域のために写真撮影禁止なので、気になる人は自分の目で確かめてみてください!
入場料 300円
営業時間 9~17時
休日 11月30日〜4月末