修行者たちの総本山!奈良吉野の観光名所「金峯山寺」

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金峯山寺

奈良県吉野山は春の時期になると桜が美しく花を咲かせる観光名所として知られています。「吉野山」には日本古来から修験道の総本山とされている世界遺産があります!その世界遺産の名前は「金峯山寺(きんぷせんじ)」。 金峯山寺は、2004年に ユネスコ世界遺産登録「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部 として登録され、吉野山を訪れる人々が必ず参拝に訪れる観光地です!

今回は吉野山の観光名所「金峯山寺」についてご紹介します!

修験道とは?「金峰山寺」の始まり

金峯山寺

金峯山寺は現在から1300年以上前の7世紀末に、修験道の開祖「役小角(えんのおづぬ)」が開基とされ、「修験道の総本山」とされている寺院です。

皆さんは「修験道」という宗教をご存知でしょうか!?

修験道とは山岳信仰が神道・仏教・密教などが習合して確立した日本独特の宗教のことで、役小角という人物が開祖です!

古来から山というものは神が宿る神聖な場所とされ、山を崇拝の対象とする「山岳信仰」というものがありました。崇拝の対象とされた山のことは「霊山」とよばれ、山岳信仰に影響して、霊力を得て悟りを開くことを目的に霊山へ籠もって修行する山林修行者がたくさんいたそうです。

役小角も山林修行者の一人で、霊山として崇められていた大和の『金峯山』で千日修行の末、ついに感得したのが金峯山寺の本尊である 「金剛蔵王大権現」 です!金剛蔵王大権現を感得した役小角は、すぐさまその姿を桜の木に刻んで吉野山と山上ヶ岳に祀ったことが金峯山寺の開創とされています!

現在、吉野山にある金峯山寺本堂は「山下の蔵王堂」、山上ヶ岳にある大峯山寺本堂は「山上の蔵王堂」と呼ばれていますが、もともと『金峯山寺』とは山上山下の2つの蔵王堂を含めた総称です!

そして、役小角は金剛蔵王大権現を感得したことで、日本独特の宗教「修験道」の基礎を築き、金峯山寺は「修験道の総本山」として多くの修験者から崇められていくことになったのです!

入口の仁王門 金峰山寺 仁王門

金峰山寺の入口にあたる仁王門は国宝に指定され、お寺では珍しい北向きに建てられています。北向きなのは京都・大阪方面の人々を迎えるためといわれています。

圧倒的な本堂(蔵王堂)

金峯山寺

金峰山寺の魅力は本堂にあたる蔵王堂の大きさですね!高さ34メートルを誇り、木造建築では東大寺に次ぐ大きさなのだそう!

役小角によって創建されましたが、たびたび焼失や再建を繰り返し、現在の建物は1592年に再建され、国宝に指定されています。

秘仏本尊・金剛蔵王大権現

蔵王堂でお祀りされている秘仏本尊・金剛蔵王大権現は役小角が感得したものとされていますが、蔵王堂では1体だけではなく3体の青色をした金剛蔵王大権現がお祀りされています!

3体の金剛蔵王大権現はすべて穏やかではなく憤怒の形相をしています。

役行者が千日修行で衆生を救済する仏の出現を祈ったところ、過去・現在・未来の三世を救済する釈迦如来(過去)・観音菩薩(現在)・弥勒菩薩(未来)が現れます。しかし、役行者は「乱れた世の中に求められているのは怒れる仏」と考えていたので、釈迦如来・観音菩薩・弥勒菩薩は憤怒の形相に姿を変えて権現し、3体が憤怒の形相をしてお祀りされているのです。

金剛蔵王大権現は約7mに及ぶ秘仏本尊であるので、通常その姿を見ることはできません。 しかし、蔵王堂・仁王門などの修理を本格的に行なう目的で、2012年から10年間、毎年一定期間に特別に開帳されています!

ぜひ貴重な機会なのでぜひ訪れてみてください!

吉野山を訪れた際には観光名所「金峰山寺」に足を運んでみては!

名称 総本山 金峯山寺
お問合せ 0746-32-8371