福知山市「元伊勢内宮 皇大神社」は天照大神がいたパワースポット

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皇大神社

町の中の至る所にある便利なコンビニエンスストア。コンビニは全国に約5万軒あるとされています。

全国にあるコンビニと神社の数はどちらのほうが多いと思いますか?実は神社は約8万8千社もあって、コンビニよりもありふれています!

数多くある神社の中で最高級に格式の高い神社のひとつといえば、三重県にある伊勢神宮です!日本の最高神「天照大御神」を祀り、年間約800万人の観光客が訪れています!

伊勢神宮の故郷というべき「元伊勢神宮」というのを知っていますか。

元伊勢とは、天照大御神が現在の伊勢神宮の場所に鎮座する前にふさわしい場所をもとめ、各地を巡幸して一時的に祀られた神社群のことで、全国に約20箇所以上あります。数ある元伊勢神宮の中で京都府福知山市大江町には元内宮、元外宮と伝わる皇大神社と豊受大神社があります。

今回は元内宮である「元伊勢 皇大神社」の方にスポットを当ててご紹介いたします!

元伊勢とはいったい何?

皇大神社

福知山市大江町にある元伊勢「皇大神社」。

由緒正しいお社なのに境内には人の影もなく、静寂の特別な雰囲気に包まれています。紀元前59年に創建され、元内宮として本殿では天照大御神(天照大神)が祀られています。

同じ地域に元外宮とされる豊受大神社があることから2社を併せて 「元伊勢神宮」 と呼ばれています。

まず元伊勢とは何なのかを説明していきましょう!

伊勢神宮は内宮と外宮の2つの正宮から成り立っています。内宮には天照大御神(アマテラス)が祀られ、皇大神宮と呼ばれています。一方、外宮には豊受大御神が祀られ、豊受大神宮と呼ばれています。

アマテラスは初めから伊勢に祀られていたわけではなく各地を転々としてから現在の地に鎮座したそうで、その途中に一時的に立ち寄った場所のことを 元伊勢 といいます。

元々、天照大御神は奈良の皇居の中でお祀りされていました。つまり、天皇の住んでいる場所で祀られていたわけです。しかし、第10代崇神天皇の時代になると日本国中に疫病が大流行し、その原因が一緒に宮中で祀られていた倭大國魂神と天照大御神との相性の悪さと判明しました。疫病を鎮めるために、すぐさま宮中に祀られていた天照大御神を皇居の外に移し、鎮座するのにふさわしい土地を求めて各地を巡幸したのが元伊勢の始まりです。

当初、アマテラスの御杖代には豊鍬入姫命が選ばれていましたが、老年のために倭姫命(ヤマトヒメ)が引き継ぐことになります。つまり倭姫命はアマテラスの代わりとなって鎮座するのにふさわしい土地を探したのです。たびたびアマテラスは倭姫命の夢の中に現れて、自分の意見を伝えたそうです。

元伊勢の最初の場所は笠縫邑(現在の檜原神社)で2番目が丹波国の吉佐宮とされ、4年間鎮座していました。この吉佐宮とされるのが 皇大神社 なのです!皇大神社は紀元前59年にアマテラスを祀るために創建され、とても古い由緒ある神社なのです。

皇大神社の見どころ!

皇大神社は本殿以外にも境内には見どころがあります!

皇大神社

社殿の左側にあるこの大きな木は「龍燈の杉」と呼ばれる樹齢2000年の一本の杉です。毎年節分の夜に龍神が木の先端に明かりを灯しにくる伝説から龍燈の杉という名が付けられたそうです。一度、火災に見舞われましたが、現在でも枯れることなく半分ほどは生きているそうです。すごい生命力ですね~!

他にも「癌封じの樹」と呼ばれている木や「麻呂子親王お手植えの杉」という大江の鬼退治で有名な麻呂子親王が自ら植えた杉もあります!

皇大神社

一見、平たいただの石のように見えますが、叩いてみるとカーンという音が鳴り響く不思議な石です!金の音のようになることから「金のなる石」といわれています。叩くとご利益がありそうですね!

皇大神社

さざれ石の苔庭です。さざれ石といえば日本国歌「君が代」の歌詞に登場することで知られていますね。天皇御在位60年を記念して作られたそうです。

天岩戸神社

神が降臨した岩戸山の麓には皇大神社の奥宮「天岩戸神社」があります。

天岩戸神社は川の渓谷の岩盤の上に建てられたお社で、鎖を使って登って参拝します。天照大御神の「天の岩戸伝説」にまつわる神社で、皇大神社、豊受大神社、天岩戸神社の三社の総称して 「元伊勢三社」 と呼ばれています。

岩戸山 皇大神社を訪れた際にぜひ見てほしいのが皇大神社の神体山である「岩戸山」です!

皇大神社の参道の途中には岩戸山を拝む遙拝所があります。

岩戸山は城山や日室ヶ嶽とも呼ばれ、標高427mの美しい三角形が特徴的な神体山です。岩戸山は神が降臨したとして、古くから禁足地とされています。その均整のとれた形から「日本一美しいピラミッド」と呼ばれています。

この遥拝所は「一願さん」と呼ばれ、ここから願い事すると一つだけ叶えてくれるそうです!

皇大神社

夏至の日には遙拝所から岩戸山山頂に太陽が沈む神秘的な光景が見られるそうです。一方、冬至の日には伊勢神宮の内宮外宮と皇大神社、岩戸山が一直線に日の出のラインがつながるそうです。冬至の日に元伊勢の皇大神社と伊勢神宮の皇大神宮が繋がるというわけですね~

天照大御神が二千年前に祀られていた皇大神社。伊勢神宮の故郷として一度訪れてみてはどうでしょうか!!

駐車場 有料あり

実は皇大神社は元伊勢じゃなかった!?

これまで皇大神社は元伊勢として述べてきましたが、実は元伊勢は他の場所であるという説があります!

「アマテラスは最初の笠縫邑を出発した後、丹後国に吉佐宮を築いた」とされています。その吉佐宮がどこにあったのかがはっきりしていないために、ほかの有力な候補が複数存在するのです。

その候補が京丹後市の「竹野神社」と宮津市の「籠神社」です。現在、元伊勢として有力なのが皇大神社ではなく、宮津市の「籠神社」です!籠神社の方が格式の高く有名であり、皇大神社には元伊勢ではないという否定説があることから籠神社が元伊勢として有力視されています。

皇大神社の社伝では「アマテラスが遷座したことで創建された」とされていますが、丹後州宮津府志では「麻呂子親王が鬼退治の際に戦勝記念に社殿を造営したもの」とされています。

実際のところはいまだにわかっていませんが、皇大神社が元伊勢ではないとはすんなりと言い切れないでしょう。福知山の元伊勢が「内宮」「外宮」だけではなく、近くに「五十鈴川」と呼ばれる川が流れ、社伝の全体の造りが伊勢神宮と酷似していることから伊勢との類似性が否定できないのです。

はたして本当の元伊勢はどこにあったのか?この論争はまだまだ解けそうになさそうですね~